東京食肉市場まつり2万3千人来場し盛況、台風被災地にエール




 「東京食肉市場まつり2019」が19日、20日の両日、一般(社)東京食肉市場協会と東京都との共催で開催された。国産食肉の消費拡大、市場の認知と役割の理解促進、ブランド牛のイメージ確立を目的に開催され、今回で38回目を迎えた市場まつり。天候は曇りがちながら、2日間合計で2万3,300人が来場し、初日には来場者が長蛇の列をつくり、開場を早めるなど盛況となった。場内では、今回の推奨銘柄「いわて牛」をはじめとした食肉・食肉加工品が特別価格で販売され、いわて牛しゃぶしゃぶ、モツ煮込み、銘柄豚のとんかつ・焼き肉の無料試食コーナーもあり、特売品や試食に行列ができた。また、場内に台風19号の被災地に対する義援金箱を設置して支援を募った。関係者のあいさつでも、食の力を通じて復旧・復興を応援する声が多くきかれ、被災地にエールを送る市場まつりにもなった。
 初日朝、大井権現太鼓の勇壮な舞台で開会式が始まり、主催者を代表し東京食肉市場まつり実行委員会の小川一夫会長、小川清泰副会長、野本照雄副会長、廣瀬常年副会長が登壇(写真)。小川会長(東京食肉市場協会会長、東京食肉市場㈱社長)があいさつし、台風19号の被災者にお見舞いの言葉を述べ、1日も早い復旧を願いながら「ことしは岩手県から協賛をいただいて、いわて牛をメインに開催する。試食などで食べ、さらに買っていただき、食肉市場まつりを楽しんでほしい」とした。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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