第7回畜産部会、酪肉近の策定に向け肉用牛・食肉関係を議論




 農水省は6日、省内で第7回「食料・農業・農村政策審議会畜産部会」を開き、酪肉近の策定に向けて肉用牛・食肉関係について議論した。
 農水省によると、肉用牛・食肉関係の課題は(1)国内の食肉消費が増加する一方、アフリカ豚コレラの発生に伴う中国の輸入増加などにより安定的に輸入できなくなるおそれがあること(2)世界の牛肉マーケットの拡大に加え、日米合意により対米輸出枠が大幅に増加するなど輸出が追い風であること(3)国民に対して将来にわたって食肉を安定供給するとともに、さらなる輸出拡大を実現するためには繁殖基盤の強化、経営体質の強化などの取り組みによる国内の生産基盤の強化が必要不可欠—–の3点をあげている。また後継者不足の家族経営は規模拡大せずに経営を継続する傾向があり、規模拡大を図る施策だけでは現場のニーズに対応するのは困難としたうえで、主として規模拡大に取り組んできたクラスター事業以外で地域全体で家族経営の資源を計画的に継承していく仕組みを構築し、生産基盤の維持・強化を図っていくことが必要と指摘した。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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