豚肉マーケット展望ー国産需要底堅い、一時的に700円台も

 全国的に梅雨入りとなり、不需要期で末端の消費は決して芳しい状況とはなっていない。しかし、輸入ポークの価格高騰や供給不安が続いている中、量販店などの店頭では国産へ切り替えるケースも多く、実需以上に荷動きは活発。さらに為替の円安傾向が強まっており、輸入環境は厳しい状況が続いている。
 ただ、食品や生活必需品など、あらゆるものの価格が上昇している中、消費者の節約志向はますます強まっている。そのため、より安価なアイテムへと需要はシフトしており、荷動きの中心はウデやモモといったスソ物。切り落としやひき材がとくに動いている。半面、行楽需要も一服する時期であり、バラやカタロースなどの荷動きはいまひとつ。さらにロースやヒレは動きが悪い。
 もともと、6〜7月は出荷頭数が年間で最も減少する時期であり、全国と畜頭数が6万頭台を割り込む日もみられるようになってきた。さらに各地ではいまだ豚熱やPED(豚流行性下痢)の発生がみられる。前週は群馬県桐生市で8例目となる豚熱の発生が確認され、約5千頭が殺処分となった。関東近郊でも発生が続いており、状況によってはさらに枝肉価格を押し上げる可能性も出てくる。
 また、これから夏に向けて気温が上昇していく中、暑さが厳しくなると、生体豚の増体へ影響を及ぼすケースなども懸念されるところだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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