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豪州Wagyuの需要高まる、中国では家庭消費が増加

 豪州Wagyu協会(AWA)では、国内外の高級志向の消費者をターゲットにしたさまざまなWagyuの改良増殖の取り組みを行っている。AWAは毎年豪州国内で年次総会を開催し、豪州国内はもとより世界各国からWagyu関係の研究者、団体関係者、生産者、流通業者ら400人以上が参加する国際的な会議となっている。22年は「WagyuEdge 2022」と題し、ビクトリア州メルボルンで開催され、豪州Wagyuの最新情報に関する講演のほか、牛肉の品質を競うコンペティションなども行われた。
 農畜産業振興機構はこのほど、「WagyuEdge 2022」に参加して得られた近年の豪州Wagyuの位置付けなど、最新事情を「畜産の情報」で報告した。
 豪州Wagyuの輸出に関する統計データはないが、総会に参加していた豪州の垂直統合型Wagyu生産企業のスタンブローク社によると、近年、米国と豪州国内の一般的なスーパーマーケットやファストフード市場などへの供給が増えたとしている。とくに豪州国内では、豪マクドナルド社が21年に期間限定でWagyuバーガーを提供したほか、ピザの具材にも豪州Wagyu肉が用いられるなど、消費者への露出機会が増えている。このほか同社では、11年ごろからの不動の大口顧客となっている中国向けのほか、ドバイやシンガポール、香港といった富裕層向けの高級レストランを中心に豪州Wagyuのロース肉などを航空便で輸出している。
 MLAなどが行った調査によると、世界1919都市で3万3,904件の和牛肉およびWagyu肉を使ったメニューが外食産業に取り入れられ、これらを扱う店舗は、東京(和牛肉のみ)のほか、シドニーやシンガポール、ロンドンなどでその数が多いとされている。また、新型コロナによるロックダウンなどの影響により、これまで高級な外食産業向けが中心とされてきたWagyu肉がより一般化してきており、とくに中国では家庭でのWagyu肉消費が顕著に増えているとしている。

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