阿久根食肉流通センターが竣工式、高品質・安定供給の拡充(上)




 スターゼングループの(株)阿久根食肉流通センター(西田啓二社長=写真=、鹿児島県阿久根市)は22日、牛肉の海外輸出ならびに国内の取扱拡大を目的に、令和2年に着工した牛棟の増改築工事が無事完了したことに伴い、竣工式ならびに内覧会を開いた。竣工式には阿久根市長、建設・設計会社、関係者一同が列席。これからの安全な操業と事業の発展を祈念した。
 阿久根食肉流通センターの牛棟は、スターゼングループの国内外向け食肉生産工場として最も重要な拠点の一つとなっている。今回、増築した牛棟は海外輸出工場として米国・EU・香港・シンガポールなど25カ国と地域への輸出認定を取得。前年の取扱量は過去最高となっている
 式典の中で、事業主として西田社長は「新牛棟は7月1日に引き渡しを受け、安全で高品質な和牛を国内はもとより世界各国へ流通することを目的に、令和2年度から令和4年度にかけて増改築工事を実施。無事に完成できたことは、施工関係企業、阿久根市さらには鹿児島県、国の関係省庁の支援によるものと感謝している。振り返ると、設計段階における敷地の拡張には、当工場に隣接していた一般企業、そして阿久根食肉衛生検査所には移転というむずかしい判断を受け入れていただき着工することができた。また、第1期工事・第2期工事において昼夜問わず対応にあたった関連企業に感謝している。新棟は無事完成したがこれからがスタートとなる」と感謝の気持ちを述べた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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