令和5年度農林水産予算が閣議決定、決定額2兆2,683億円




 農水省は23日、閣議決定した令和5年度農林水産関係予算の概要を発表した。それによると、令和5年度概算決定額は2兆2,683億円(前年度比0・4%減)で、内訳は公共事業費6,983億円(前年並み)、非公共事業費1兆5,700億円(0・6%減)となっている。このうち、「畜産・酪農の生産基盤の強化」にかかわる主な予算額は、次のとおり。
 【畜産生産力・生産体制強化対策事業のうち家畜改良の推進等=4億400万円(令和4年度予算=4億1,600万円)】肉用牛・乳用牛・豚・鶏の改良や肉用牛の出荷時期の早期化を推進するとともに、肉用牛の繁殖肥育一貫経営や地域内一貫生産、和牛の信頼確保のための遺伝子型検査により、畜産物の生産力および生産体制の強化を図る。【畜産経営体生産性向上対策=7億5千万円(10億600万円)】酪農・肉用牛経営の省力化に資するロボット・AI・IoTなどの先端技術の導入や、それらの機器等により得られる生産情報などを畜産経営の改善のために集約し、活用するための体制整備等を支援する。【環境負荷軽減に向けた持続的生産支援対策=63億2,900万円(69億7,900万円)】地球温暖化対策などによる持続可能な社会の実現に向け、畜産・酪農における温室効果ガス排出の削減と持続可能な畜産経営の確立を図るため、酪農・肉用牛経営が行う温室効果ガス削減の取り組みを支援する(続きは食肉速報に掲載)

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