一般(社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は10日、東京・浜松町の東京会館で、新年賀詞交歓会を開催した。会員や業界関係者ら約200人が参集。冒頭、佐藤会長があいさつし、引き続き高病原性鳥インフルエンザに対する防疫への尽力を求めながら「昨年は酉年でもあり、ぐるなび総研によることしの一皿として鶏ムネ肉料理が大賞を受賞するなど、大変活気のある1年だった。ことしはどんな1年にすべきか。直近では伊勢丹新宿店で17日から鶏肉のフェスティバルが開催され、各社の鶏肉料理の即売会が行われることになっており、協会としても協力していく。このように今後も鶏肉、鳥料理は注目されていくことは明らかであり、このチャンスを生かすことがわれわれの使命だ。ことしは国産チキンの地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの鶏種の違いや安全性などを国内の生活者や流通各社に対し、いままで以上に正しい情報提供を行うことで、さらなる需要創出ができると考えており、具体的には恒例の秋のチキン祭りに加え、春と夏にもチキン祭りを開催していきたい。従来の販売活動に加え、国産チキンのシンボルマークの普及定着を図りながら、国産チキンの啓蒙にも努めていく。さらには地鶏のステーキソース、鶏すき焼き、しゃぶしゃぶのタレなど鶏肉専用の調味料開発が進み、メーカーとのタイアップで新たな鶏肉料理の提案ができればと思う」とした。
◆行政・統計
0年牛と畜合計105万頭で前年比0.8%増、豚は2.3%増
農水省まとめによる令和2年12月の食肉流通統計がこのほど公表され、2020年内の同統計が出そろった。本紙ではこれらをもとに、20年次(1〜12月累計)の牛.豚.馬肉の生産数量を試算した。 それによると、牛の合計と畜頭数は105万1,755...
◆トレンド
量販店精肉部門の販売動向、新年度の商品政策は「ウィズコロナ」
量販店の精肉部門は年明け以降、やや落ち着いたとはいえ、全体的にみれば好調に推移している。とくに2度目の緊急事態宣言が発令されてからは、該当エリアを中心に業務用需要が一気に冷え込んだたため、需要は再び内食に大きく偏っている。この傾向は解除後...
◆国内外の団体
2月豪州産対日輸出量、牛肉は1万8千tで前年比25%の大幅減
豪州農水林業省が公表した2月の豪州の食肉輸出数量(速報値、表右下、食肉速報に掲載)によると、食肉の総計は11万8,042t(前年同月比22.2%減)と引き続き大幅な減少となった。 畜種別にみると、牛肉は6万6,818t(28.1%減)と3...
◆製品
丸大食品、6月下旬に佐藤勇二氏が新代表取締役社長に就任
丸大食品は22日、役員人事、組織変更を発表した。概要は次のとおり [代表取締役の異動](21年6月下旬予定)代表取締役社長(常務執行役員)佐藤勇二〈写真〉▽特別顧問(代表取締役社長)井上俊春〈※6月下旬開催予定の定時株主総会および同株主総...