吉川農相、ASF新規対策「検疫探知犬の増頭など総合的に対策実施」

 吉川農相は16日の閣議後会見でアジアでのアフリカ豚コレラ(ASF)の拡大に歯止めがかかっていないことから、ASFに関する新規対策を公表した。吉川農相は「今月7月30日、31日には第2回OIEアジア地域ASF専門家会合が東京で開催され、中国などの発生状況の共有、水際対策のほか、バイオセキュリティ向上対策などについて協議を行い、国際的な協力関係を強化していくこととしている」と述べ、具体的な対策について「ASFに対する対策を強化するために、検疫探知犬を13頭のさらに増頭する。今現在40頭であるから、53頭ということになる。それから全国の養豚農場における野生動物侵入防護囲繞(いにょう=まわりを取り囲むこと)柵の設置支援、ASFに関する特定家畜伝染病防疫指針、飼養衛生管理基準等の適宜適切な見直しにより、総合的にASF対策を実施していくことした。もうすでに国際線には消毒用のマットはすべて終了しているが、国内線もという国会での指摘もあり、順次進めている。もうすでにこれは、いくつか予算措置もしている。これらの対策により、ASFのわが国への侵入・発生を防止をしたい」と述べた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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