ワクチン接種豚の食肉の流通制限はなし、防疫指針案を了承




 農水省は27日、省内で第35回牛豚等疾病小委員会を開き、豚コレラの予防的ワクチンを接種できるようにするための特定家畜伝染病防疫指針の変更案を了承した。小委の議論をふまえ、ワクチン接種豚の食肉・加工品の流通制限はしないこととされた。またワクチン接種した生きた豚の移動については原則として、接種地域内の農場などへの移動・流通を限定。そのほか生きた豚のと畜場への出荷も原則として、接種地域内のと畜場への移動に限定するとし、接種地域以外のと畜場への出荷は、出荷先のと畜場の所在都道府県が交差汚染防止対策を確認した場合に限定するとされた。
 今後のスケジュールは小委の検討結果を踏まえ、都道府県へ意見照会すると同時にパブリックコメントを実施する。パブコメは10月7日までを予定。その後、家畜衛生部会から変更の方針について答申を得たあと、方針を変更する。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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