農水省は20日、省内で都道府県の畜産担当者などを集めて令和元年度全国畜産課長会議を開き、令和2年度予算を説明した。冒頭、農水省の渡邊毅畜産部長は畜産をめぐる情勢について、台風被害や日米貿易協定の発効、和牛の増頭対策および知的財産保護、食料・農業・農村基本計画の見直しのほか、CSF・ASFにおける飼養衛生管理基準の徹底などについて説明し「ことしは東京オリンピック・パラリンピックの年で、わが国の高品質な畜産物を世界にPRする絶好の機会。これを契機として畜産物の拡大につなげていけたらと思う」と述べ、HACCPやGAP取得農場の拡大に期待を寄せた。食肉鶏卵課、畜産企画課の主な内容は次のとおり(続きは食肉速報に掲載)
◆行政・統計
[畜産物卸売価格・12月]和牛去勢A4価格は前年月比362円高
農水省食肉鶏卵課がまとめた昨年12月の畜産物卸売価格の推移(13面参考、食肉速報に掲載)によると、豚の全国と畜頭数(速報値)は145万900頭(前年同月比1.9%減)となった。豚肉「極上」「上」の価格は東京が535円(25円高)、大阪が5...
◆トレンド
内食需要は底堅く、豚肉は例年を上回る相場展開が続くか—ことしの豚肉需...
新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大した2020年。21年も感染拡大はやまず、年明け早々に首都圏の1都3県で緊急事態宣言が発出され、その後も関西や中部など対象地域が拡大された。今後も全国的に飲食店に向けた引き合いは大きな落ち込みが予想さ...
◆国内外の団体
全肉連が22日から「2月9日はお肉の日」キャンペーン展開
11都府県で新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が再発令される中、家庭での食肉消費の需要喚起に向け、全国食肉事業協同組合連合会およびJA全農などは1月22日から2月11日まで「2月9日はお肉の日」キャンペーンを展開する。全肉連は、...
◆製品
ニチレイ「純和鶏」がITI「三ツ星」受賞、日本の鶏肉で初めて
ニチレイフレッシュは22日、同社が養鶏・販売している「純和鶏」(じゅんわけい)が、昨年11月にベルギーで開催されたInternational Taste Institute(国際味覚審査機構、以下ITI)の審査会で、最高位の優秀味覚賞「三...