21日に開かれたG20農業大臣臨時テレビ会議で江藤農相は農業を守るとともに、国民の生活の基盤である食を守る観点から、新型コロナウイルス感染症のまん延が食料安全保障に影響を及ぼすことがないよう、各国が協調して対応することなどを訴えた。江藤農相は(1)農産物の生産と流通の流れを遮断しないよう、各国が協調して対応すること(2)新型コロナウイルス感染症対策を理由に不必要な輸出入規制は厳に行わないこと(3)農業生産を継続させるため、必要な労働力や生産資材などの供給を確保する必要があること(4)食料の需給状況についての適時適切な情報提供が重要であること—の4点について発言した。
◆行政・統計
群馬県桐生市の養豚場で豚熱発生、5,500頭殺処分—農水省
農水省は10日、群馬県桐生市の養豚農場において豚熱の患畜が確認されたことを受け、「農林水産省豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の防疫方針について決定した。 発生については、同県桐生市の農場から、死亡頭数が増加している...
◆トレンド
3月末全国牛飼養頭数計399万頭で増加—個体識別記録
家畜改良センターが発表した3月末の全国牛個体識別記録によると、全国の飼養頭数は398万7,282頭(前年同月比1.1%増)で増加となり、前月比では5,926頭増加した。 品種別にみると、黒毛和種は計174万3,725頭(1.3%増)と前年...
◆国内外の団体
食肉販売動向調査(1)卸売業者「牛肉、冷凍の割合が増加」
農畜産業振興機構はこのほど「食肉販売動向調査結果」(2022年度上半期)を発表した。年2回実施されているアンケート調査で、卸売業者、小売業者(量販店、食肉専門店)に食肉の取り扱いや販売見通しをきいたもの。今回は21年度下半期(21年10月...
◆製品
日本ハム、桜姫「産地パック」パッケージの一部にバイオマス使用
日本ハムは5月上旬から順次、国産鶏肉桜姫「産地パック」パッケージに使用されるプラスチックの一部をさとうきび由来の原料に置き換えることで持続可能な資材調達を推進する。同資材は包材の原料となる植物がCO2を吸収し、地球温暖化などの社会問題の解...