江藤農相は12日の閣議後会見で第2次補正予算における肉用子牛生産者に対する奨励金について「生産者補給金単価が決まっていて、その算定にあたっては、どうしてそういう金額になっているのか、54万1千円という金額が決まっており、再生産可能な金額はそこだと定められているけれども、しかし、このほどのコロナ発生によって、その算定した時とはまったく違う経営環境が発生したという風に思っている」との認識を示し「まず、メンタル的に相当厳しいものがあった。そして、残念ながら繁殖農家では、高齢化率も決して低いとはいい切れない部分がある。しかし、高齢の方が継続的に繁殖をやってもらうことで、健康管理をできたり、生きがいを感じられたり、さまざまところが農村地域ではある。そういった方がたが、この機会にいっそ辞めてしまおうという声がたくさん広がったことを受けて、ここはやはり、繁殖農家の方がた、そして肥育の方がたについては、さまざまな施策を打たせていただいた。それは蓋然性のある価格下落、経営環境の悪化という一連の流れの上でやったことであるが、繁殖、それから肥育は一体であるから。一体性をもつ意味でも、繁殖の方にも一定の手を打ち、経営者の方がた、繁殖農家の方がたの不安を払しょくする必要があるのではないかということで、このような対策を2次補正では打たせていただいた」と説明した。
◆行政・統計
パレット標準化に向け、中間取りまとめ公表—農水省
農水省は27日、「官民物流標準化懇談会 パレット標準化推進分科会」の中間取りまとめを公表した。 わが国の重要な社会インフラというべき物流は、現在、労働力不足をはじめ多くの課題に直面している。令和3年6月に閣議決定した総合物流施策大網(20...
◆トレンド
7〜9月期配合飼料供給価格、1万1,400円値上げ—JA全農
JA全農は22日、令和4年7〜9月期の配合飼料供給価格について、飼料情勢・外国為替情勢などを踏まえ、4〜6月期に対し、全国全畜種総平均1tあたり1万1,400円値上げすることを決定した。なお、改定額は、地域別・畜種別・銘柄別に異なる。 飼...
◆国内外の団体
全肉生連が総会開催、衛生管理にかかわる情報・知識の普及へ
全国食肉生活衛生同業組合連合会(肥後辰彦会長=写真)は28日、東京都千代田区の都市センターホテルで令和4年度第1回理事会および第63回通常総会を対面形式で3年ぶりに開き、3年度事業報告や4年度事業計画などの提出議案を原案どおりに承認した。...
◆製品
日本ハムが輸出エキスポでITI受賞の国産ブランド肉などPR
日本ハムは22〜24日、東京ビッグサイト(江東区)で開催された「第6回日本の食品・輸出エキスポ」に昨年に続いて出展。牛、豚、鶏それぞれの国産ブランド肉、さらに国産豚内臓肉の提案なども行い、輸出拡大に向けて来場者にPRした。なお、同社の誇る...