食肉通信社:食肉産業ニュースを迅速・正確に

わが国唯一の食肉産業専門紙

牛HB2021

日本食肉年鑑

和牛回復に押され交雑上げ基調、輸入も不足気味—牛肉マーケット

 黒毛和牛去勢はことし4月に近年にない安値を記録した。そこから急回復を果たし、10月の東京市場月間平均価格はA5で2,665円(前月比8.6%高)、A4が2,352円(11.8%高)、A3が2,157円(12.6%高)と、1カ月で2ケタ高となった。交雑牛去勢も10月平均はB3が1,435円(7.3%高)、B2が1,273円(8.6%高)に上がった。この要因は行政による「和牛肉保管在庫支援緊急対策事業」の後押しが大きい。年末商戦用の冷凍牛肉の手当てを、保管事業を活用しながら行っているため、和牛相場が伸長したとみられる。9月は和牛の需要が伸びたことから交雑牛相場が下落していたが、和牛が高過ぎて仕入れられなくなったため交雑牛にシフトする動きが強まったことで、10月は交雑牛も高値となった。
 数社からのきき取りによると、行政による「GoToトラベル」「GoToイート」などの施策が消費拡大につながっているようだ。地方の飲食店やホテル関係の需要も増え、オーダー量が増加しているという。しかしながら、忘年会需要を期待するのはむずかしいだろう。プライベートで行われるものは小規模となり、社用関係は自粛が増える見通し。また12月の賞与も減額が予想されており、年末の消費自体は不透明もしくは弱気といえる。
 牛枝肉価格の上昇により、牛部分肉価格も値付けがむずかしくなっているという。部分肉高で末端の仕入れは抑制傾向になっているほか、卸売業者も利幅を下げざるを得ない状況となっている。需要以上に仕入れが高くなっているといえるだろう。現状、仕入れが前倒し傾向になっていると予測されており、11月の牛枝肉相場は引き続き高値が続くとみられるが、12月についてはやはり不透明だ。後半にかけてダレる展開も想定されている。

◆行政・統計

More

◆トレンド

牛肉展望、先行きに不透明感、需要期でも動き不活発

牛肉展望、先行きに不透明感、需要期でも動き不活発

 8月は旧盆商戦を控える需要期だが、国産牛枝肉相場は低迷しており、部分肉の動きも不活発だ。輸入ビーフについても、荷動きがない中で海外の需要の高まりを受けて高騰しており、わが国の購買力では対抗がむずかしくなっている。コロナ感染者数も再び増加し...
More

◆国内外の団体

More

◆製品

日本ハム、韓国の人気屋台グルメ「ミニハットグ」を発売

日本ハム、韓国の人気屋台グルメ「ミニハットグ」を発売

 日本ハムは20日、「ミニハットグチーズ入り400gジッパー付き」を新発売した。新型コロナウイルス感染症の影響で内食が増えたことにより、買い置きや、まとめ買いする消費者が増え、大容量パックの需要が高まっている。また、海外への旅行や外食を控え...
More
Return Top