全国農業協同組合連合会宮城県本部主催の第60回仙台牛枝肉共進会が10日、仙台市中央卸売市場・食肉市場で、黒毛和種計180頭が出品され開催された。第1部(去勢)には130頭の出品があり、審査の結果、チャンピオン賞には佐野ファーム(写真左・佐野和宏氏)が輝いた。受賞牛(格付A5、枝肉重量599.5kg、ロースしん面積127平方cm)は「ど迫力な枝肉で厚みがあり、歩留まりも高い。肉質は脂肪交雑のバランスが良く、脂肪質も光沢と粘りがありおいしさを想像させる」と評され、キロあたり6573円で(株)よね一が購買。また、第2部(雌)は50頭が出品された中、チャンピオン賞に千葉正憲さん(写真右)が輝き、受賞牛(A5、535.5kg、90平方cm)は「脂肪交雑がキメ細かく、脂肪質にも優れ、チャンピオン牛にふさわしい」とされ、5,500円で(株)セブンフーズが落札した。
◆行政・統計
0年牛と畜合計105万頭で前年比0.8%増、豚は2.3%増
農水省まとめによる令和2年12月の食肉流通統計がこのほど公表され、2020年内の同統計が出そろった。本紙ではこれらをもとに、20年次(1〜12月累計)の牛.豚.馬肉の生産数量を試算した。 それによると、牛の合計と畜頭数は105万1,755...
◆トレンド
国産鶏肉高値続き引き合い落ち着く、輸入在庫減で相場上昇か
緊急事態宣言が10都府県で延長され、内食需要は強い状態が続いているが、量販店向け主体の国産鶏肉への引き合いに落ち着きがみられ、相場は軟調で少しずつ下がってきている。とはいえ、2月中旬でモモはキロあたり700円、ムネは300円と高値圏にある...
◆国内外の団体
飲食店への物販提案やネット活用、食肉協がウィズコロナ販売戦略議論
一般(社)日本食肉協会(布川勝一会長)は、第4回事業推進委員会および戦略会議を2月24日、ZOOMによるWEB会議で開催した。今年度5回目のリモート会議となり、全国から事業推進委員らが参加する中、各ブロック活動報告、今後に向けた要望事項を...
◆製品
丸大食品、6月下旬に佐藤勇二氏が新代表取締役社長に就任
丸大食品は22日、役員人事、組織変更を発表した。概要は次のとおり [代表取締役の異動](21年6月下旬予定)代表取締役社長(常務執行役員)佐藤勇二〈写真〉▽特別顧問(代表取締役社長)井上俊春〈※6月下旬開催予定の定時株主総会および同株主総...