農水省は15日、第71回牛豚等疾病小委員会および第14回豚熱疾病疫学調査チーム検討会を合同開催した。会合では、昨年12月に山形県と三重県で確認された豚熱(CSF)の発生事例について、現時点で判明している事実関係を基に、農場へのウイルス侵入要因などを検討。さらに、豚熱のワクチン接種推奨地域である山形県と三重県の農場で発生が確認されたことなどを受け、新たに「豚熱ワクチン接種農場における豚熱の患畜確認に伴う今後の発生予防対策(提言)」を取りまとめた。提言では、ワクチンを適切に使用しても十分に免疫を獲得できない豚が一定数存在することは避けられず、こうした感受性のある豚が豚熱ウイルスに感染することを完全に防ぐことはできないため、ウイルスの農場への侵入防止措置を一層徹底する必要性を指摘し、次の7項目を提示。農水省は今後、各都道府県や関係団体に通知する。
◆行政・統計
パレット標準化に向け、中間取りまとめ公表—農水省
農水省は27日、「官民物流標準化懇談会 パレット標準化推進分科会」の中間取りまとめを公表した。 わが国の重要な社会インフラというべき物流は、現在、労働力不足をはじめ多くの課題に直面している。令和3年6月に閣議決定した総合物流施策大網(20...
◆トレンド
7〜9月期配合飼料供給価格、1万1,400円値上げ—JA全農
JA全農は22日、令和4年7〜9月期の配合飼料供給価格について、飼料情勢・外国為替情勢などを踏まえ、4〜6月期に対し、全国全畜種総平均1tあたり1万1,400円値上げすることを決定した。なお、改定額は、地域別・畜種別・銘柄別に異なる。 飼...
◆国内外の団体
全肉生連が総会開催、衛生管理にかかわる情報・知識の普及へ
全国食肉生活衛生同業組合連合会(肥後辰彦会長=写真)は28日、東京都千代田区の都市センターホテルで令和4年度第1回理事会および第63回通常総会を対面形式で3年ぶりに開き、3年度事業報告や4年度事業計画などの提出議案を原案どおりに承認した。...
◆製品
日本ハムが輸出エキスポでITI受賞の国産ブランド肉などPR
日本ハムは22〜24日、東京ビッグサイト(江東区)で開催された「第6回日本の食品・輸出エキスポ」に昨年に続いて出展。牛、豚、鶏それぞれの国産ブランド肉、さらに国産豚内臓肉の提案なども行い、輸出拡大に向けて来場者にPRした。なお、同社の誇る...