野上浩太郎農水大臣は9日の閣議後会見で、東日本大震災から10年の現状、今後の残された課題などについて語った。大臣は「発災から10年が経過して、農林水産関係インフラの復旧は相当程度進展しているが、原子力災害被災地域では、営農再開や風評払しょく、森林・林業の再生、漁業の本格的な操業再開など、いまだにさまざまな課題を抱えている。就任後すぐに福島県を訪問し、営農再開、林業・水産業再開に向けた取り組みを視察したが、まだまだ生業の再開に至っていない厳しい地域のあることを実感した」と指摘。今後の復興に向け、農水省として市町村との連携を密にし、営農再開の加速などに引き続き取り組むことを説明した上で「今後とも現場の声をききながら情報を幅広く発信しつつ、被災地の農林水産業の復興・再生に向け、全力で取り組んでいく」とした。
◆行政・統計
[食肉家計調査・2月]肉類支出は27%増、13カ月連続前年超え
総務省統計局が公表した2月家計調査報告(2人以上世帯=1世帯あたり・品目別)によると、肉類支出金額は7,456円(前年同月比27%増)。前月までに比べ伸び率は落ち着きつつあるものの、昨年2月は新型コロナの感染拡大が国内でも警戒され始めた時...
◆トレンド
量販店精肉部門の新年度商品政策〜昨年度同様に2極化が鮮明に〜
年明け以降、2度目の緊急事態宣言が発令された直後は該当エリアを中心に緊張感が高まり、需要は再び内食に大きく偏った。ただ、2月に入り業務用需要も徐々に回復し、3月は量販店の販売も一服。ただ、4月以降も消費者を取り巻く環境に大きな変化がないい...
◆国内外の団体
JPPAがタイの豚肉市場調査、日本産豚肉輸出拡大への提言も
一般社団法人日本養豚協会(JPPA、日本畜産物輸出促進協議会豚肉輸出部会事務局)はこのほど、タイにおける豚肉マーケット調査報告書を取りまとめ、ホームページに公表した。同調査は日本産豚肉の海外市場拡大のため、2020年度の豚肉輸出事業として...
◆製品
プリマハムが「香薫あらびきポーク」の新CMを全国で放映開始
プリマハムは人気商品「香薫あらびきポーク」が2013年から8年連続で売り上げ110%以上を達成したことを記念して、イメージキャラクターを務める女優・土屋太鳳さんを起用した新CM「香薫あらびきポーク『ダブルで金賞』篇」を4月2日から全国で放...