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牛HB2021

日本食肉年鑑

豚肉相場は引き続き底堅い展開、出荷頭数は伸び悩む 

 1都3県の緊急事態宣言は解除されていないが、感染者数は下げ止まりどころか、東京などの感染者数はむしろ増加傾向となっている。首都圏以外での宣言は解除されたが、飲食店の営業時間短縮などは継続しており、外食業態を取り巻く環境には光明が見えてこない。花見や歓送迎会などのイベントも自粛される中、行楽需要などは望めない状況だ。一方で内食中心に需要は比較的安定しており、荷動きは底堅い。緊急事態宣言の解除後もこうした状況は継続するとみられる。
 2月は緊急事態宣言が再発令される中、量販店などを中心にした好調な内食需要に下支えされ、全体的に引き合いは強い状況で推移。需要が好調で底堅い相場展開となる中、祝日が多かったこともあり、全国と畜頭数は7万頭を超える日もみられた。ただ、輸入物が通関遅れの影響でタイトだったこともあり、相場はおおむね500円絡みの展開となった。
 3月は2月に出荷頭数が多かったことへの反動もあり、全国と畜頭数が6万頭台前半となる日も散見される。農水省の肉豚生産出荷予測(2月24日発表)によると、3月は140万5千頭と前年同月比で2%減、平年比でも微減の予測となっているが、それよりもさらに出荷頭数が伸び悩む可能性もありそうだ。
 一方、需要については気温の上昇もあり、鍋物向け商材のバラやカタロースなどのアイテムは荷動きが鈍ってきたものの、ウデやモモなどは好調。引き続き内食向けの需要が旺盛であり、量販店などを中心に引き合いは強い。ただ、春休みで学校給食が中断すると、スソ物の荷動きは鈍っていく可能性もある。とはいえ、飲食店などでは引き続き厳しい状況にあるものの、全体的な荷動きは悪くない。首都圏を除いて緊急事態宣言は解除されたが、引き続きさまざまな制限がある中、例年のような行楽需要などは見込めないが、量販店などを中心に引き合いは強く、3月も相場を大きく下げるような要因は見当たらず、引き続き500円絡みの展開となっている。

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