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豚肉はスソ物中心に底堅い、輸入物タイトで国産へのシフトも

 新型コロナウイルスは再拡大の局面となっており、大阪では感染者数が連日過去最高を更新。東京でも日に日に急増している状況にある。大阪をはじめとした近畿、宮城などに続いて東京でもまん延防止等重点措置が適用されたが、大阪や東京では三たび緊急事態宣言が発令される見通しとなった。今月末からはゴールデンウイークに突入するが、外出や往来の自粛が求められる中で昨年同様、ことしも行楽需要などは望めない。半面、買い物頻度を減らすことなども求められており、巣ごもりによる内食需要は昨年ほどではないにしても堅調な推移が予想される。
 今月に入り、新年度や月替わりの手当てなどもあり、豚枝肉相場は前月と比べて強含みで推移。月前半の東京食肉市場の上物相場は500円前後の展開となった。一方、全国と畜頭数はおおむね6万5千頭前後で推移しており、決して多くはないものの、極端に少ないわけでもない。
 そうした中で相場を下支えしているのが、引き続き比較的底堅い内食需要だ。普段使いの切り落としやひき肉などのアイテムに向けたスソ物を中心に引き合いは強い。とはいえ、昨年の同時期のような異常な巣ごもり需要があるわけではなく、また例年のようにゴールデンウイークに向けた行楽需要などもみられない中、実需に比較して上物価格は高値で推移。上中価格差は開き気味であり、一部銘柄豚が価格を押し上げたものの、実際の荷動きは相場とかい離しており、前週後半からは軟調な展開になっている。
 ただ、輸入豚肉が北米からの通関遅れの影響などもあってタイトな需給が継続していることもあり、一部では国産で手当てするケースなどもみられる。また、ここへきて豚熱が群馬や三重、栃木などで続発。現時点で供給面などでの影響は限定的であるものの、これから夏場に向けては徐々に出荷頭数が減少傾向となる時期であり、今後の発生次第では需給に影響を与える可能性も出てくる。

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