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牛HB2021

日本食肉年鑑

豚肉は底堅い相場が継続、飼料価格高騰による懸念も

 東京や大阪では2年連続で緊急事態宣言が発令されている中でのゴールデンウイークとなった。昨年は巣ごもり需要の増加で量販店などでは食品全体が記録的な売れ行きをみせたが、ことしはそれなりには引き合いがあったものの、全体的な荷動きは想定を下回ったとの声も。実際、連休明けもそれほど相場は上昇しておらず、補充買いなどもあまりみられなかった。ただ、今後はどんどん出荷頭数が減少傾向となる時期となっていく。また、いまだ発生の続く豚熱、さらにコロナの影響や世界的な飼料価格高騰などにより、輸入豚肉についても見通しには不透明感が強い。
 昨年春は1回目の緊急事態宣言が発令された直後でもあり、量販店などに顧客が押し寄せ、パニック買いもみられた。加えて北米などではパッカーが操業停止に追い込まれるなど、供給へ甚大な影響が出たことから急増する需要に供給が追いつかない状況に。東京食肉市場の月別加重平均をみると、昨年5月の上物価格は600円を大きく超える630円、中物価格も600円をつける高値相場となった。
 ことしもコロナによる内食中心の需要が継続しており、国内では豚熱が断続的に発生。世界的なコンテナ不足などもあり、通関の遅れも出ている。また、農水省の発表した肉豚生産出荷予測(4月22日発表)によると、5月は132万7千頭と前年同月比では3%増の予測だが、平年比では微減を見込んでいる。さらに6月は127万6千頭と前年同月比、平年比でそれぞれ減少を予測している。一方、関東でも真夏日を記録するなど、ここにきて気温は日に日に上昇。気温が高くなると、豚の生育や種付けなどへも影響を及ぼす可能性が増えていき、今後の出荷頭数や増体への影響も懸念される。

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