秋田県採卵鶏農場で鳥フル発生、国内発生は今季初で14万羽超殺処分




 農水省は9日、秋田県横手市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が確認されたことを受け「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を開催し、10日に同病の疑似患畜が確認された。秋田県は9日、同県横手市の農場から死亡羽数が増加しているとの通報を受け、当該農場に対し移動の自粛を要請するとともに農場への立入検査を実施。同日、簡易検査を実施し陽性であることが判明し、10日に遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認した。発生に伴い、採卵鶏約14.3万羽の殺処分が行われる。
 令和2年度のわが国での同病発生は18県52事例約987万羽。今回の秋田県での事例は令和3年度シーズンにおける国内初の家禽での発生事例となり、岸田文雄首相からも「家禽業者に対し、厳重な警戒を要請するとともに、予防措置について適切な指導.支援を行うこと」「現場の情報をしっかり収集すること」「農水省はじめ関係各省が緊密に連携し、徹底した防疫措置を迅速に進めること」「国民に対して性格な情報を迅速に伝えること」—–などの指示が示された。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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