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国産豚相場は頭数増えて軟調に、輸入フローズンポークに荷動き

 営業時間短縮や酒類提供の制限などが全面的に解除され、飲食店などにもお客が戻りつつある。コロナ前の水準には戻っていないが、豚肉需要は少しずつ回復傾向となっている。
 ただ、輸入牛肉が高騰しており、とくにタンやハラミなど、焼き肉店等で人気の高いアイテムがひっ迫。豚肉のメニューに切り替えるケースなども増えており、フローズンポークなどの引き合いも強まってきた。中国の豚肉生産が回復しているため、デンマークなど欧州産の価格は一時期に比べて下落。さらにドイツのASFの影響で輸出に回せなくなった豚肉の在庫が重くなっており、EU圏内では余剰感があるため、価格は下がっている。
 第6波の懸念はあるものの、今後は年末に向けて忘年会やクリスマスなどのイベント需要も昨年に比べると期待される。
 一方でチルドポークについては、引き続きコロナの影響による生産量減少、コンテナ不足や原油高などもあり、入船の遅れが恒常化。世界的に供給が不安定な状況が継続しており、全体的に需給はタイトだ。米国などでは国内のマーケットも需要は旺盛であり、とくにベリーなどは品薄感が強い。日本国内の需要もそれなりに底堅く、国産へシフトするケースも散見される。 
 国産豚肉は11月も後半に入り、出荷頭数が少しずつ増加してきたことから、相場はようやく軟調な展開となってきた。高値が続いてきた、東京食肉市場など関東3市場の豚枝肉上物価格は500円を割り込んでおり、年末を前に一服感がみられる。
 気温はそれほど下がっていないが、鍋物需要は強まっているため、バラを中心にスライス系アイテムの荷動きは堅調。また、モモなど切り落とし系の引き合いも強い。一方でロースの荷動きはそれほど強まっていない。
 ただ、冷凍の在庫量などについては、各社それほど多くない。部分肉は、ある程度の価格でもちあっている。

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