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牛HB2021

日本食肉年鑑

寒さ厳しくなり鍋商材など堅調、豚肉はバラやカタロース中心

 

 

 オミクロン株拡大への懸念が強まっており、忘年会シーズンの外食需要に水を差している。フローズンポークは以前に比べ、外食業態からの需要は少しずつ増えてきてはいるものの、依然として大きな回復は望みにくい。
 一方、日に日に寒さが厳しくなる中、野菜の価格が比較的安定していることもあり、量販店などでは鍋メニューの訴求が本格化。昨年のような特需はみられないものの、内食需要はそれなりに底堅く推移している。とくにバラやカタロースなどを中心に鍋物需要に向けたスライス商材の引き合いは、さらに強まっている。ことしは依然として輸入牛肉の価格が高騰しているほか、この時期でも「鍋のメイン商材となる鶏モモ肉の荷動きがよくない」(小売店)といった話もきかれる。
 ウデやモモなどスソ物についても切り落とし用などに向けて、それなりに堅調な荷動きをみせている。ただ、まもなく冬休みとなるため、学校給食向けの需要などが一服するため、徐々に荷動きが鈍化していくことも予想される。また、年末に向けてはイベント需要などでロースやヒレといったアイテムについても荷動きの良化が期待されるものの、現状での引き合いはなかなか強まっていない状況にある。
 例年、クリスマス前後を境にして、年末の需要期は過ぎてゆくが、近年は相場が息切れするのも比較的早い。今週が需要のピークとなる可能性もありそうだ。

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