アニマルウェルフェア意見交換会、国が新たに指針を策定する方針




 農水省は28日、第1回「アニマルウェルフェア(AW)に関する意見交換会」をオンラインで開催し、要領の決定、座長の選出のほか委員による意見交換が行われた。会議には、㈱群馬食肉卸売市場の白石千秋常務取締役、日本ハム㈱執行役員国内食肉事業部の鳴海秀一部長、日本ケンタッキー・フライド・チキン㈱品質保証部の宮真二部長、日本マクドナルドホールディングス㈱の宮下建治取締役執行役員らが参加するほか、厚労省、環境省、国交省などのオブザーバーも出席した。なお、委員会の座長には寺田文典氏(元東北大学大学院農学研究科教授)が選出された。
 昨年6月3日に公表された「養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会報告書」で「今後わが国におけるAWの推進にあたっては、最新の科学的知見、国際動向、流通・食品加工・外食・小売事業者の動向などのさまざまな要素も考慮した上で、より科学的・戦略的に対応していくべき」との提言がなされた。これを踏まえ、農水省は同月15日に公表した同省の改善策において、AWに関する最新の科学的知見や国際的動向を考慮した施策を推進するために把握した各種情報を共有し、AWに対する相互理解を深めるため、幅広い関係者による意見交換会を定期的に開催していく。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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