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鶏肉マーケット展望—安い鶏肉にも限界、ウクライナ問題が拍車

 3月が計4万2,600t(前年同月比23.4%減)、4月が計3万9,200t(21.8%減)と、前年を大幅に下回っていた鶏肉輸入量だが、5月には計4万7,700t(3.2%増)と回復が見込まれる。
 日本食肉輸出入協会は4月20日、鶏肉輸入動向検討委員会を開催し「4月現在、需要が回復している一部の商品もみられるが、外食需要全般に明確な回復基調はみられない」「一方、国内の在庫量や輸出国の船積数量からの心理的な要因もあってブラジル産、タイ産とも価格が高騰しているが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で世界的な鶏肉需給の情勢が変化してきており、農業生産資材の価格上昇もあいまって、今後とも先行き不透明な状況が続く」とした。
 ウクライナ自体が中東、EUへの鶏肉供給国でもあった上、黒海の封鎖により周辺国の物流をも滞らせている。ウクライナ、ロシアとも主要な飼料用穀物の生産地だが、戦禍と経済制裁で穀物の輸出もままならず、世界的な穀物の高騰をもたらしている。このため、中東、EUでウクライナ産鶏肉の代替としてブラジル産の需要が高まっている。
 ブラジル産、タイ産のモモ正肉、モモカット物の2021年の相場は、世界的なエネルギー価格、人件費の高騰に加え、タイのコロナウイルス感染症による減産もあって高値で推移したが、かろうじてキロあたり500円の大台には乗らなかった。歯止めになっていたのが「鶏は鶏の価格でないと売り買いできない」という相場感ではないか。
 ところが、ことしになって状況は一変した。4月下旬現在、ブラジル産、タイ産のモモ正肉、カット物のいずれも500円台の水準にある。また、輸入鶏肉との競合により、国産冷凍物の相場もモモで500円、ムネで320円中心の高値で推移している。

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