アフリカ豚熱の水際対策や国内での防疫措置強化図る—農水省




 農水省は20日、アフリカ豚熱対策の現状について、記者を対象にした勉強会を開催した。消費・安全局動物衛生課から石川清康課長、国際衛生対策室から沖田賢治室長、俵積田守調査官が出席し説明を行った。
 アフリカ豚熱はアフリカ、ヨーロッパに分布するほか、平成30年にアジア地域では初めて中国で発生して以降、発生が拡大しており、東アジアで発生していないのは日本と台湾のみとなっている。日本に違法に持ち込まれたソーセージなど畜産物4件から感染力のあるアフリカ豚熱ウイルスが分離されており、国際郵便物を含めた水際対策の強化により、事前に侵入を防止することが重要になっている。中国、韓国、ベトナムなどで在外公館ホームページやSNSを通じた情報発信を行うほか、旅客機での機内アナウンスなどを通じて、畜産物の持ち込みについて注意喚起が図られた。また、検疫探知犬の増頭や違法持ち込みに対する対応が厳格化されている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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