東京食肉市場株主総会、役員改選では小川社長らを再任




 東京食肉市場(株)(小川一夫社長)は23日、第57回定時株主総会を市場内で開催し、第57期事業報告など決議事項をすべて承認した。任期満了に伴う取締役の改選では小川社長を再任。新たな取締役には後藤真哉氏、神成真幸氏、常勤監査役には松永竜太氏を選任した。中島和英常務取締役、大塚勇常務取締役、常勤監査役の櫻井務氏は退任した。
 昨年度の牛取扱頭数は、生体出荷が8万7,233頭(前期比1.7%増)で、搬入枝肉は一般搬入が3万2,177.5頭(8.2%増)、指定と場が8,848頭(2.6%増)、買付枝肉が8,700.5頭(21.1%増)。総取扱頭数は13万7,137頭(4.3%増)と、いずれも前期を超えた。価格については和牛去勢A5等級が前期比2.8%安、A4等級が2.6%安、交雑種去勢B3等級が2.3%安、B2等級が2.8%安と前期を下回っている。急激に進んだ円安、不安定な国際情勢によるエネルギー価格や物価の高騰によって消費者の生活防衛意識が高まり、需要の縮小につながった結果とみられる。
 一方、豚取扱頭数は生体が19万3,570頭(0.1%減)、買付生体が1万4,093頭(109.1%増)、搬入枝肉では買付豚枝肉が846頭(61.7%減)となり、総取扱頭数は20万8,509頭(2.9%増)と前期を上回った。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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