神戸市場の最大級イベント「神戸肉枝肉共励会」で太田さんが2連覇果たす

神戸市中央卸売市場西部市場で開催される年間でも最大規模の「神戸ビーフ」の共励会である「令和7年度(第250回)神戸肉枝肉共励会」が1日、開催された。兵庫県産「但馬牛」「神戸ビーフ」雌44頭、去勢56頭の計100頭が出品され、このうち名誉賞には太田克典さん出品牛を選出。太田さんの受賞は2年連続となる。同牛はキロ当たり8,800円で、グループの食肉卸.小売㈲太田家が落札した。
 名誉賞を受賞した太田さん出品牛は、34カ月齢の雌牛で、枝肉重量429kg。格付A5等級のBMS No.12。MUFA値67.5、ロース芯面積80平方cm、バラの厚さ9.0cm、皮下脂肪の厚さ2.4cm、歩留まり基準値78.3。自家産で血統は父「丸若土井」、母の父「照忠土井」、母の祖父「福芳土井」
 太田さんの子息の海星さんは「良く育ちそうで、大きな共励会に向いていそうだなと思って育てており、食い止まることもなく最後までいけたので、この結果につながったのかなと思う。月齢も34カ月齢で若くはないが、脂質のことを考えるともう少し飼うべきかとも考えた。でも、仕上がっていたので、割ってみたら良い脂質だった。サシが入ってもくどくない牛を、と目指していた。おいしい肉作りのために、少しずつ飼料も変えており、太田畜産が理想とする枝肉を12月のこの共励会に用意できたのが良かったと思う」と喜んだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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