第5回畜産部会、家畜改良、畜産環境の情勢について説明




 農水省は10日、都内で第5回食料・農業・農村政策審議会畜産部会を開き、「酪農および肉用牛生産の近代化を図るための基本方針(酪肉近)」と家畜改良増殖目標を定めるにあたり、農相から諮問を受け、家畜改良、畜産環境の情勢について説明した。今後のスケジュールは来年3月下旬の酪肉近基本方針の答申に向けて7回ほど部会を開き、議論を深めていく。
 現行酪肉近の牛肉の需要の長期見通しについては、1人あたりの消費量が現状とほぼ同水準と見込むものの、人口減少に伴い需要は減少することを考慮し、平成37年度における国内消費仕向量を113万t(枝肉換算)と見込んでいる。
 現状の評価は、近年の好景気等を背景に、焼き肉やハンバーガーなどの外食・中食を中心に一人あたりの消費量は増加傾向にあり、国内消費仕向量とともに、令和7年度見通しをすでに上回る水準で推移。なお、牛肉の消費構成は、家計消費が減少する一方、外食・中食が増加。近年は外食・中食割合が約6割、家計消費割合が約3割で推移している。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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