家畜衛生部会で飼養衛生管理基準の見直しについて議論




 農水省は3日、省内で「食料・農業・農村政策審議会第37回家畜衛生部会」を開催し、飼養衛生管理基準の見直しについて議論した。出席した委員からは農場の末端の従業員まで飼養衛生管理基準を順守させる方法などを考えるべきなどと意見が出された。今後は牛豚等疾病小委員会で基準等の改正の方針について議論し、その議論の結果を家畜衛生部会に報告し、家畜衛生部会から基準の改正の方針について答申を得た後、所要の手続を経て、速やかに飼養衛生管理基準を改正する。
 事務局から提示された豚コレラ・アフリカ豚コレラ対策の強化を念頭に置いて飼養衛生管理基準等の改正の方針では(1)衛生管理区域及び畜舎に出入りする人・物品・車両などによる病原体の侵入防止措置(更衣前後の交差汚染防止等)(2)肉を扱う事業所等から排出される食品残さの飼料利用における適正な処理及び管理(3)防護柵の設置等による農場への野生動物の侵入防止措置、防鳥ネット等の設置による畜舎又は堆肥舎などへの野生動物(野鳥、小動物等)の侵入防止措置(4)他の農場等における伝染性疾病の発生時における、畜舎外における家畜の移動方法の制限(5)飼養衛生管理に関するマニュアル作成並びに従業員及び関係者への周知徹底—をあげている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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