江藤農相は26日の閣議後会見でASF(アフリカ豚コレラ)対策での予防的な殺処分について「ワクチンがないということであれば、日本に上陸した時点で緊急事態が発生したといえる。入った段階でもう最終ステージだという自覚をもつ必要がある。(殺処分する)面積、広さについては、今後の議論によると思っている」と述べた。また中国への牛肉輸出再開については「口蹄疫からずっと途絶えているが、中国の皆さま方も非常に熱望されている。個人的には、習近平国家主席が国賓として訪日される、そういう一大イベントのときに、ぱっと開いたら素敵だなと思う」と述べ、仮に輸出再開となった場合の国内生産について「いきなり国内での価格動向をみないで増産すると、今度は生産者のたとえば子牛の値段が急落したり、枝肉の値段ががっと下がったりすることもある。やはり国内マーケットが海外からの引きの強さ、そして国内での市場価格、さまざまなものを複合的に考えながら増産したい。ただ、個人的な気持ちとしては、相当増産したって全然大丈夫ではないか」との認識を示した。
◆行政・統計
パレット標準化に向け、中間取りまとめ公表—農水省
農水省は27日、「官民物流標準化懇談会 パレット標準化推進分科会」の中間取りまとめを公表した。 わが国の重要な社会インフラというべき物流は、現在、労働力不足をはじめ多くの課題に直面している。令和3年6月に閣議決定した総合物流施策大網(20...
◆トレンド
7〜9月期配合飼料供給価格、1万1,400円値上げ—JA全農
JA全農は22日、令和4年7〜9月期の配合飼料供給価格について、飼料情勢・外国為替情勢などを踏まえ、4〜6月期に対し、全国全畜種総平均1tあたり1万1,400円値上げすることを決定した。なお、改定額は、地域別・畜種別・銘柄別に異なる。 飼...
◆国内外の団体
全肉生連が総会開催、衛生管理にかかわる情報・知識の普及へ
全国食肉生活衛生同業組合連合会(肥後辰彦会長=写真)は28日、東京都千代田区の都市センターホテルで令和4年度第1回理事会および第63回通常総会を対面形式で3年ぶりに開き、3年度事業報告や4年度事業計画などの提出議案を原案どおりに承認した。...
◆製品
日本ハムが輸出エキスポでITI受賞の国産ブランド肉などPR
日本ハムは22〜24日、東京ビッグサイト(江東区)で開催された「第6回日本の食品・輸出エキスポ」に昨年に続いて出展。牛、豚、鶏それぞれの国産ブランド肉、さらに国産豚内臓肉の提案なども行い、輸出拡大に向けて来場者にPRした。なお、同社の誇る...