江藤農相、ASF対策で予防的な殺処分も視野に




 江藤農相は26日の閣議後会見でASF(アフリカ豚コレラ)対策での予防的な殺処分について「ワクチンがないということであれば、日本に上陸した時点で緊急事態が発生したといえる。入った段階でもう最終ステージだという自覚をもつ必要がある。(殺処分する)面積、広さについては、今後の議論によると思っている」と述べた。また中国への牛肉輸出再開については「口蹄疫からずっと途絶えているが、中国の皆さま方も非常に熱望されている。個人的には、習近平国家主席が国賓として訪日される、そういう一大イベントのときに、ぱっと開いたら素敵だなと思う」と述べ、仮に輸出再開となった場合の国内生産について「いきなり国内での価格動向をみないで増産すると、今度は生産者のたとえば子牛の値段が急落したり、枝肉の値段ががっと下がったりすることもある。やはり国内マーケットが海外からの引きの強さ、そして国内での市場価格、さまざまなものを複合的に考えながら増産したい。ただ、個人的な気持ちとしては、相当増産したって全然大丈夫ではないか」との認識を示した。

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