群馬県養豚場からCSF(豚熱)が初の発生、搬出制限はなし




 農水省は26日、群馬県高崎市の農場で3頭の子豚から豚熱(CSF)が発生したことを公表した。同県ではことし1月に県内の全養豚場でワクチン接種を終え、その後に生まれた子豚にも接種を継続していた。同農場では、9月上旬から飼養豚に下痢がみられ、約200頭が死亡しており、豚熱が検出された3頭については下痢の症状が出ていたため、ワクチン接種を中断していたという。
 群馬県内の養豚場から豚熱が発生するのは初めてであり、養豚場からの検出は3月に発生していた沖縄県以来。同農場で飼育している5,390頭については殺処分される。10km圏内に18農場があるが、ワクチン接種済農場のため搬出制限はない。同県では、令和元年4月から現在にかけて野生猪55頭からCSF陽性が確認されており、直近では9月25日に確認されていた。一方、全国では直近、9月9日に福島県で野生猪から豚熱が発生。東北地域で初めての発生となり、病魔が北上していることが懸念されていた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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