令和3年度のALIC事業公表、前年同様の予算額—農水省




 農水省は10日、令和3年度のALIC事業による関連対策の概要について公表。事業予算は前年同様に320億6千万円とした。
 畜産関係は、「肉用牛経営安定対策の補完事業」を36.4億円(前年度=36.2億円)と拡充し、繁殖雌牛増頭のための簡易牛舎整備などへの支援の充実・強化(育成牛の簡易牛舎も対象に追加など)を追加したことに加え、畜産環境対策のうち「家畜排せつ物処理施設の長寿命化対策」も2.2億円(2.1億円)に拡充し、施設規模から適切に処理できる飼養頭数を簡易に算定する新たなシステムの構築および普及を支援していく。そのほか食肉関係事業は、「養豚経営安定対策の補完事業」が2.0億円(2.0億円)、「畜産環境関連施設などのリース支援等」が1.2億円、貸付枠28.0億円(1.2億円、貸付枠28.0億円)、「国産畜産物の安心確保対策」が4.2億円(4.3億円)、「負債整理や家畜伝染病発生農家などの資金対策」が9.1億円(9.4億円)、「家畜伝染病発生に備えた互助基金への支援」が0.9億円、基金規模は27.6億円(0.9億円、基金規模32.1億円)、「食肉流通の改善・合理化の支援対策」が37.0億円(37.9億円)、「肉骨粉などの適正処分対策」が58.7億円(58.8億円)、「配合飼料価格低減に向けた取り組みの推進」が1.5億円(1.7億円)、「災害への対策」が46億円(46億円)、「『酪農家の働き方改革』の短期・集中的な取組の推進」が55.0億円(55.0億円)、「和牛遺伝資源流出防止対策等緊急支援事業」が20.7億円(20.7億円)となった。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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