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牛HB2021

日本食肉年鑑

牛肉マーケット・想定を上回る国産牛の堅調相場は3月も続くか

 緊急事態宣言の解除について、関東4府県では延期が決まった。厳しい情勢にあるが、前月2月の牛枝肉相場は、2019年のコロナ前の水準まで回復しているといえるほどの高値傾向となった。末端販売では、量販店の売れ筋であるブリスケ、チマキといった切り落としや、ミンチ用の低価格部位中心の荷動きで、ロース、ヒレといった高単価部位の荷動きは悪く、実勢とのかい離もみられる。
 ただ、緊急事態宣言の発令により、事実上1回転程度しか営業できない焼き肉店だが、客足自体は悪くないようだ。焼き肉チェーンについては、フードサービス協会発表の「外食産業市場動向調査」によると、1月度データは前年の68.0%にとどまってはいるが、こちらも完全に客足が離れたわけではない。そして3月はまだ始まったばかりではあるが、出だしは非常に堅調な相場で推移している。東京市場相場をみると、和牛A5等級がキロあたり2,800〜3千円、A4が2,500〜2,600円、A3が2,300〜2,400円となっている。交雑牛についてもB3が1,400〜1,500円と高値だ。和牛肉保管在庫支援緊急対策事業は年度内に請求する必要があるため、キロあたり1千円(部分肉ベース)補助についての申請は、1カ月間の要冷凍期間を加味すると、3月に購入したものについては適用できない。令和3年度からは850円と金額は下がるが、実施している事業者にとってはそれでも恩恵が続く。

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