令和3年度予算成立、輸出の抜本的強化など実施—野上農相




 野上浩太郎農水大臣は30日の閣議後会見で、令和3年度の予算成立に関して食品の輸出拡大などの課題にどう取り組んでいくかという質問に対し、「まずは、新型コロナウイルスによる農林水産業・食品産業への影響を緩和するための対策を引き続き着実に実施していくとともに、産業政策と地域政策を車の両輪としながら2030年輸出5兆円に向けた新たな政策への抜本的強化を行っていく。また、農林水産業や農山漁村の維持継承を確実とするための生産基盤の強化や担い手の育成確保、スマート技術の開発・実装やデジタル技術の活用の加速化、多様な人材や地域資源を活用した農村活性化などの新たな農村政策の展開、農業農村整備事業、治山事業、森林整備事業における防災・減災・国土強靭化と、重点課題にこたえられる充実した予算を確保することができた。有効に活用されるように。現場への丁寧な情報提供をはじめ、全力で取り組んでいきたいと考えている」と述べた。

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