自民党輸出委でナンチクが取組説明、牛肉セット売り中国解禁に期待




 自民党の農産物輸出促進対策委員会が3月31日、党本部で開かれ、事業者ヒアリングを行い、㈱ナンチクの上森義輝常務取締役がオンラインで参加し、輸出拡大の取り組みについて説明した。事業者ヒアリングは今回で6回目となる。今後のさらなる輸出拡大に向け、ターゲット国・地域に合わせた商品づくりなどを進めるため、先進的に取り組んでいる事業者に課題の克服や直面する問題などをきき、意見交換を行っているもの。
 上森氏は、同社の輸出の取り組みについて「平成2年に日本初の対米輸出認定施設として、米国に輸出して以来輸出実績を積み上げてきた。2020年度の2月現在の輸出実績は牛肉が277.4t、豚肉が451.1tとなっている。牛肉の主な輸出先は香港が64.3%、次いで米国、台湾、シンガポールなどである。豚肉は香港が86.2%を占め、次いでシンガポール、カンボジアと続いている。牛肉に関しては、県内外の農家の努力もあり、4等級以上の出現率が85%を超えてきている。海外でも高い評価を受けている。豚肉輸出に関しては、海外も国内と同様にコロナ禍による巣ごもり需要で量販店が好調に動いている。とくに九州は豚熱の発生もなく、ワクチン未接種である追い風もあり、香港への輸出が大きく伸びている」と説明。さらにこれまで輸出実績を積み重ねてきた背景には、海外の現地バイヤーなどを受け入れ、精肉のカット技術の提供を行ってきたことがあるとした(続きは食肉速報に掲載)

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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