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牛HB2021

日本食肉年鑑

牛肉展望、先行きに不透明感、需要期でも動き不活発

 8月は旧盆商戦を控える需要期だが、国産牛枝肉相場は低迷しており、部分肉の動きも不活発だ。輸入ビーフについても、荷動きがない中で海外の需要の高まりを受けて高騰しており、わが国の購買力では対抗がむずかしくなっている。コロナ感染者数も再び増加し、緊急事態宣言が東京都で四たび発令されたことで、8月に入っても景気の見通しは厳しい。とくにオリンピック期間中、消費環境が悪化することはよく知られているとおりだ。
 ことしの旧盆商戦は、8月11日の「山の日」が8日の日曜日に移動し、9日に振替休日となるため7〜9日の3連休に期待ができるほか、14日が土曜日で15日が日曜日となっており、この2日間に需要が集中する見通し。この二つのタイミングに焦点を絞った企画、商品の打ち出しが求められる。
 輸入ビーフについては、ショートプレートの相場高が見込まれる中、バラ系全体が高値となってきており、仕掛けがむずかしくなっているが、時期的に売りやすいのはこれらのバラ系だろう。また、タンを中心に輸入内臓肉は8月から一段高となる見通し。高値を見越して先物買いが進み、さらに引き合いが増す中、ことし後半の供給や価格が不安視されている。コロナ下で需要が弱い状態でも高値の中、アフターコロナとなるとどうなるか見通せない。

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