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【上期鶏肉市況と下期展望】需要減だが高値続く、ムネ今後も堅調

 ことしのブロイラー生鮮物国産相場は、日経加重平均(東京)でみると、モモは1月が1キロあたり711円(前年同月比90円高)、2月が701円(105円高)。昨年末からは近年にない700円超という高水準の相場が2カ月続いた。緊急事態宣言の再発令で再び高まる内食需要、加えて鍋需要も強い中、量販店からの堅調な引き合いを受けてのもの。また、ことしは2月に入ると温かい日も多く、鍋需要はそれほどでもなかったが、鳥インフルエンザの続発で産地からの供給が不安定だったことも影響。需要が多少落ち着いてもタイトな需給が継続した。ただ、鍋シーズンが終了した3月になると例年どおり顕著に需要が落ち、以降、モモの相場は軟調ながら少しずつ下げるジリ安の展開。同月の平均価格は691円(116円高)、4月は677円(95円高)、5月は658円(49円高)、6月は630円(20円高)と下げていった。1〜6月の上期平均は678円(79円高)で、例年の年末並みの高さだ。年末並みの高値が続いたことで、量販店では特売などで扱いにくく、需要減退に拍車をかけた。弱い需要の一方で相場は思ったほど下がらず高値圏が維持されたことで、実需との乖離も指摘された。
 ムネも年初317円の高水準でスタート。1月の平均価格は314円(52円高)、2月が305円(53円高)、3月が304円(61円高)、4月が305円(63円高)、5月が303円(48円高)、6月が296円(39円高)となった。さらに7月に入ると300円台に戻し、堅調な展開となっている。1〜6月の上期平均は305円(53円高)。安定した加工向け需要に加え、量販店のテーブルミート向けも値ごろ感などが支持され、そこそこ引き合いがあり、300円超の高値圏を維持している。モモ、ムネを合わせた正肉合計では上期平均983円(132円高)と前年を大幅に上回り、例年と比べても高い水準となった。

◆行政・統計

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