肉類自給率2年連続上昇し53%、3畜種とも増、豚50%の大台回復




 農水省は25日、令和2年度食料需給表(概算値)および食料自給率を公表した。それによると肉類自給率は53%となり、前年から1ポイント上がり、2年連続で上昇した。近年、高まる食肉需要に対応する輸入品の増加などで平成27年度から4年連続で低下していたが、令和元年度にようやく歯止めがかかり上昇に転じ、さらに2年度は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による需給動向の変化も影響し、3畜種とも国内生産量が増加、輸入量が減少したことなどで引き続き上がった。このうち牛肉は6年ぶりに上昇し、前年から1ポイント上がり36%となった。豚肉も1ポイント上昇して50%となり、平成29年から割り込んでいた50%の大台を回復した。鶏肉も6年ぶりの上昇で、前年から2ポイント上がり66%となった。
 肉類の自給率は平成24年度から55%を3年連続で維持していたが、27年度54%、28年度53%、29年度52%、30年度51%と毎年1ポイントずつ4年連続で低下したあと、令和元年度は52%、さらに2年度は53%と1ポイントずつ2年連続で上昇した。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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