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金子新農水大臣就任会見「国民や生産者の立場に立った政策を進める」

 金子原二郎・新農水大臣は5日、農水省に初登庁し、就任会見に臨んだ。
 冒頭、わが国の農林水産業は、国民に食料を安定的に供給する役割を果たしながら、食品産業などとともに地域の経済を支えている一方で、農林水産業・食品産業の現場では、人口減少に伴う国内市場の縮小や農林漁業者の減少、高齢化など、厳しい状況に直面していることを説明した。
 新型コロナウイルスについては、外食産業の売上減少などに影響を与えているほか、農林漁業者のなかにも外食向けの食材等、観光などの需要減少による影響を受けている人も多くいることから「政府一体となり、コロナの影響を受けている外食産業を支援するほか、農林漁業者や食品産業に従事する人の生産の継続や販売促進に向けた対策を、しっかりと意識していく」とし「農林漁業者の所得の向上と農山漁村の活性化を実現するための対策など、規模の大小や中山間地域といった条件にかかわらず、農林水産業の潜在力を最大限に引き出し、食料安全保障を強化していく」と話した。
 農林水産物食品輸出については「さらなる拡大が見込める海外事業に取り組んでいくことが農林水産業の発展のカギとなる。2030年輸出額5兆円の目標達成に必要な対策を着実に進めていく」と説明した。
 スマート農林水産業の推進においては、農林水産業を若い人にとって魅力ある産業にするだけではなく、中山間地域も含めて、生産者の高齢化といった課題の克服につながることから、スマート農林水産業の技術開発に必要な人材育成にもしっかりと取り組んでいくとした。さらに、国内外で重要性が高まっている気候変動などへの対応に向けては、みどりの食料システム戦略に基づいて、カーボンニュートラルに向けた環境対策など、食料農林産業の持続的発展と地球環境の両立を図る対策を進めていくことを示した。

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