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鶏肉マーケット Xマス控え相場高、リベンジ消費の追い風

 東京の食品スーパー、アキダイの秋葉弘道社長がテレビのニュースでぼやいていた。「クリスマス用にタイ産のチキンレッグを仕入れようとしたら、問屋にことしは無理といわれた」と。
 もっとも秋葉社長は、夏の天候不順で野菜が値上がりすればインタビューを受けてぼやき、代替にこんな物が売れると裏技を披露する。途方に暮れる経営者ではなく、小売現場の工夫なり、消費者の知恵なりを人なつっこい調子で的確に語るコメンテーターとして重宝されているのだろう。
 さて、タイ産もブラジル産も多少軟調には向かっているものの、依然例年の2倍の高値で最需要期のクリスマスを迎えようとしている。途方に暮れるべきなのであろうか。
 10月29日、日本食鳥協会が「国産とり肉の日」に国産チキン普及・啓発貢献者として感謝状を贈ったのは、から揚げ専門店「鶏笑」を展開する㈱NISだった。受賞の理由は、国産鶏のムネ肉のから揚げを看板メニューに店舗数を増やしていること。食鳥協の佐藤実会長は「まだまだ需要の少ない国産鶏のハツやレバーなどのから揚げ商品化もお願いしたい」と表彰式で述べた。
 相場をみれば、国産ムネ肉も高い。生鮮・冷凍ともキロあたり330円前後と、初冬とは思えない高値だ。それでもクリスマスはやってくる。クリスマスチキンの代替にローストビーフを提案するか。いや、輸入牛肉も高い。
 それならマッシュポテトとおいしいグレービーソースを添えて。少しのローストビーフにたっぷりのポテトでは豪華なムードが出ないなら、ほんの少しトリュフ塩でも使ってみる。たとえばそんなことが、商売人の腕のみせどころなのではないか。焼き鳥店ではそうもいかない? いや、実際に豚モツなどは、秋口から外食用に引き合いが高まったという。

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