家畜改良センターがまとめた平成28年9月末現在、全国の牛個体識別記録によると382万9655頭(前年同月比0・5%減)の微減となり、前月比は4940頭の減少だった。まだ増減を繰り返しているが、減少幅は緩和されつつある。今回のデータでは交雑種肉牛は4%台の増加が続き、黒毛和種は微増した。9月末現在の肉用に飼養される肉用牛(ホル雌、ジャージー、乳用種を除く)は246万3156頭(前年245万9103頭)と前年比0・2%の微増となった。肉用牛品種別はホルスタイン種雄(去勢)が平成23年秋口から40万頭を下回り31万1744頭(5・5%減)で、雌は増殖が進まないのか前年比1・7%減。
◆行政・統計
群馬県桐生市の養豚場で豚熱発生、5,500頭殺処分—農水省
農水省は10日、群馬県桐生市の養豚農場において豚熱の患畜が確認されたことを受け、「農林水産省豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の防疫方針について決定した。 発生については、同県桐生市の農場から、死亡頭数が増加している...
◆トレンド
肉用牛の枝肉成績が予測可能に—近畿大研究G「AIビーフ」開発 <上>
近畿大学生物理工学部遺伝子工学科の松本和也教授、先端技術総合研究所の加藤博己教授、松橋珠子講師らが、このほどAI(人工知能)を用いた「肉用牛の枝肉成績を予測するサービス『AIビーフ』」を開発したと発表した。 肥育段階の肉用牛から血液を採取...
◆国内外の団体
日本食肉流通センターが研修会、インボイス制度学ぶ
日本食肉流通センターは17日、このほど営業開始した同センターG棟3階大会議室で令和4年度第1回研修会を開催した。研修会では財務省主税局税制第二課消費税担当係長の島田力也氏が「消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)」について講演した...
◆製品
日本ハム、桜姫「産地パック」パッケージの一部にバイオマス使用
日本ハムは5月上旬から順次、国産鶏肉桜姫「産地パック」パッケージに使用されるプラスチックの一部をさとうきび由来の原料に置き換えることで持続可能な資材調達を推進する。同資材は包材の原料となる植物がCO2を吸収し、地球温暖化などの社会問題の解...