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日本食肉年鑑

東京市場牛枝肉全共、過去最高3万円超えで丸富商店が名誉賞を落札

 全国各地から500頭のえりすぐられた牛が出品される東京食肉市場最大の枝肉の祭典、令和3年度全国肉用牛枝肉共励会が10月26〜29日に開催された。緊急事態宣言は解除されたものの新型コロナ流行の状況を鑑み、東京食肉市場としては初めて入場制限を設け行われた。
 厳正なる審査の結果、青森県の(有)金子ファームが出品した黒毛和牛去勢牛(父「福之姫」、母の父「安福久」)が名誉賞に輝き、(株)丸富商店が全国共励会過去最高値となるキロ単価3万348円で落札した。名誉賞牛の枝肉重量は585kg、A5、BMS No.12、ロースしん面積が111平方cm、バラの厚さ10.8cmと大きく迫力があり、カブリにもきれいにサシが入った見事な枝肉で、せりは5千円からスタートしたが、ジャンプの連続で一気に値が上がり、3万を超えたところでどよめきが上がった。
 金子ファームはこれまで同共励会で和牛雌、去勢の部で最優秀賞に輝いており、金子吉行取締役は「念願の名誉賞を受賞でき大変うれしい。欲しいと思っても、なかなか取れる賞ではないので、社員の意識も高まるだろう。青森は肉牛生産の後発県だが、良質なものをつくれると実証したいと思い取り組んできた。牛づくりは夢のある仕事と感じてほしい。肉用牛生産は長い期間が必要であり、私たちは子牛生産からの思いをつなげている。過去最高値は肉牛の生産者に明るいニュースとなったと思う」と受賞の喜びを語った。

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