日本ハムが輸出エキスポでITI受賞の国産ブランド肉などPR




 日本ハムは22〜24日、東京ビッグサイト(江東区)で開催された「第6回日本の食品・輸出エキスポ」に昨年に続いて出展。牛、豚、鶏それぞれの国産ブランド肉、さらに国産豚内臓肉の提案なども行い、輸出拡大に向けて来場者にPRした。なお、同社の誇る国産ブランド肉は、このほど発表された2022年度のITI(国際味覚審査機構、本部・ベルギー)において牛、豚、鶏いずれの畜種も星を獲得している。
 牛肉では長崎県産「島原和牛」、杉本本店(熊本県)生産の「黒樺牛」を出展。「島原和牛」はITIで最上位評価となる「三ツ星」を獲得しており、ITIのロゴを張ったリブロースなどが展示された。「黒樺牛」はブロック肉に加え、ローストビーフの盛り付け例なども紹介。また、牛肉の輸出先として大きく伸長している米国だが、低関税枠の問題があり今後はさらなる販路開拓が求められる。これに対して「黒樺牛」はハラール認証を取得済みであり、今後は中東などイスラム圏への輸出拡大も期待される。
 豚肉では、国産豚肉「麦小町」を訴求。ロースやバラのブロックに加え、スライスパックの提案なども強化している。「麦小町」もITIで一ツ星を獲得。今後はより親しみやすいブランドとして販促物の充実などを図っていく。また、豚肉の輸出についてはすでに一般豚で輸出実績があるが、今後はスライスパックなどを含めて海外の顧客ニーズに沿った商品、さらに現地の食べ方や料理に即した提案など、差別化を図ることで数量を伸ばしていくとともに、「麦小町」ブランドとしての輸出にも取り組んでいく。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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