大阪市場で全農共励会、GCはうしの中山、交雑は緑陽肉用牛牧場




 第62回農林水産祭参加表彰行事、第42回全農肉牛枝肉共励会が2月3日、大阪南港市場で開催された。黒毛和種94頭、交雑種35頭の計129頭が出場。このうち黒毛和種の最優秀賞・農林水産大臣賞には鹿児島県の(有)うしの中山の出品牛が輝き、大手食肉卸の埴生ミートパッカー(株)がキロあたり4,028円で落札した。また、交雑種の最優秀賞には北海道の(有)緑陽肉用牛牧場出品牛が選ばれ、同牛は2,054円で丸富精肉店が落札した。
 同共励会は大阪市場で開催される共励会の中でも最大級の枝肉品評会。今大会も北海道から鹿児島県までの15道県からえりすぐりの枝肉が出品された。開催にあたりJA全農ミートフーズ西日本営業本部の西村卓也本部長が、関係者に日ごろの購買に対して謝辞を述べたあと「新年が明けて物価高騰が続く中、厳しい販売状況であることは重々承知している。全農グループでは生産者と消費者を結ぶ懸け橋となるという理念のもと、安全・安心な国産牛肉を流通するため日々取り組んでいる。本日の共励会は生産者の日ごろの肥育技術の粋を集めた全国からえりすぐりの優秀な肉牛ばかりを集めている。生産費高騰で厳しい局面を迎えている中、当共励会が将来の肉牛生産の励みになり、日本の畜産の発展につながるよう、改めて活発なご購買をお願いしたい」とあいさつし、枝肉せりが開始された。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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