理解を深め、脱炭素社会の構築を目ざす—CCNC設立会見(上)




 日本ハムらが参画する「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」設立発表会が5日、東京都中央区の東京スクエアガーデンで行われた。冒頭、㈱日本総合研究所の谷崎勝教代表取締役社長(右写真)が主催者を代表して次のようにあいさつを述べた。
 日本総合研究所はヒアリング活動を通じ、社会の新たな価値創造の実現に貢献するという経営理念のもと、リサーチ、インキュベーション、コンサルティング、ITソリューションという四つの機能をもちながら、取引先とともに新たな社会的価値の創出に向け、さまざまな活動を展開している。今年度は環境の観点から未来に対する考えを形にしていくことを狙いとして「グリーン・マーケティング・ラボ(GML)」を設立した。GMLでは「くらしの視点」で生活者との対話を通じ、「買い物・教育・お金」という切り口からグリーンな未来をつくる活動を展開していこうと考えている。シンクタンク(研究機関)という特徴を生かして、教育にも携わり、当社が三井フィナンシャルグループであることからお金の切り口でもさまざまな仕掛けに挑戦していきたい。そして今回、GMLの端緒となる活動として、脱炭素社会の構築を目ざすCCNCを立ち上げた。
 CCNCでは三つの活動を展開する。まずは参加企業らで脱炭素に関する知見を深めるための情報交換・勉強会を実施する。次に、脱炭素にかかる生活者の理解を深めるための実証実験「みんなで減CO2(げんこつ)プロジェクト」の実施。さらには脱炭素に関する情報発信・啓発活動を行っていく。これらの活動を通じて生活者の脱炭素に関する行動変容を促し、脱炭素に配慮した商品の需要創出を図っていく。活動で得られた脱炭素に関する知見を、今後制度の導入が見込まれるカーボンフットプリント(CFP)に関しても、われわれから国や自治体に対して提言していきたい。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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