香港貿易発展局(HKTDC)が主催する「フード・エキスポPRO」、「香港インターナショナル・ティー・フェア」が、8月14日から16日までコンベンション&エキシビションセンターで開催される。
同イベントは世界各国の食品・飲料、茶葉および関連製品が紹介される大規模な食品の総合展示会。昨年は世界中から50万人以上の業界関係者および一般来場者が来訪するなど盛況を収め、今年も8月14日から16日までの開催期間に、同時開催される一般向け展示会(14日から18日まで)「フード・エキスポ」「ビューティー&ウェルネス・エキスポ」「香港家電・日用品展」と合わせて約1890社が出展する。
世界中に日本食ブームが到来する中、海外への販路拡大を目指す国内事業者からの注目度も高く、食品・飲料の輸入業者、卸売業者、小売業者、レストラン、百貨店、オンライン販売業者に向けたワンストップの仕入れプラットフォームを提供する展示会として、今年も日本からは約130社が出展を予定。農畜産物や飲料などのプロモーションを実施する。
本紙関係では日本ハム・ソーセージ工業協同組合が36㎡のブースを設け、14社の会員企業(日本ハム、伊藤ハム米久ホールディングス、プリマハム、スターゼン、JA全農ミートフーズ、エア・ウォーターアグリ&フーズ、東北ハム、信州ハム、福留ハム、林兼産業、九食、大和食品、日進畜産工業、ヤガイ※順不同)が、ウインナー、ハム・ソーセージ、生ハム、ハンバーグ、ローストビーフ、ローストポーク、焼き豚など、多彩な食肉加工品のプロモーション・試食展示を行う。
また、「奥州いわいどり」などの生産・加工販売を行う㈱オヤマ、館ヶ森高原豚を生産するArk館ヶ森(岩手)、漢方を配合した飼料で育てた牛、豚を販売する関村畜産(宮城)、もとぶ牛を生産する(農法)㈱もとぶ牧場(沖縄)などの生産企業が自社生産の食肉製品を展示する他、沖縄ハム総合食品㈱(オキハム)が、あぐー豚味付け・スーチカー(豚の塩漬け)などの加工食品、双日九州㈱が食肉関連製品(TORIZEN、AMATAKEの商品)を展示する。
そのほか、本紙関連の展示内容は以下の通り。
【ハラール食品・飲料関連イベント開催】ハラール対応の食品・飲料に特化したラベルが導入され、今年は約100社がこのラベル付きで出展し、スナック類、調味料、シーフードなど、多彩なハラール認証製品を紹介。ハラール食品分野の可能性をさらに広く発信するため、香港におけるハラール市場の現状と展望についても深く掘り下げていく。
【最先端の製品を紹介する“フードサイエンス&テクノロジー”】フード・エキスポPROでは常に業界の変化を的確に捉えるため、主要トレンドやイノベーションに注目。その中で「フードサイエンス&テクノロジー」では、代替食品や次世代食品など、最先端の製品を紹介する。香港食品科学技術協会が主導し、香港の企業グループがフードテックおよびパッケージング関連の製品・ソリューションを出展する。
【フードテックシンポジウム 無添加食品推進に焦点】食品業界の最新動向や市場機会に関する多彩なセミナーやフォーラムを開催。「フードテックシンポジウム」は、無添加食品の推進と香港における「クリーンラベル」基準の確立に焦点を絞る。
【開催地】香港コンベンション・アンド・エキシビジョンセンター(香港国際空港から車で約45分)
【開催期間】8月14日から16日。※「フード・エキスポPRO」は、初日の14日と15日は業界関係者のみの入場、最終日の16日は一般来場者も入場可能。「香港インターナショナル・ティー・フェア」は、3日間すべて業界関係者と一般来場者が入場可能。
【公式サイト】
フード・エキスポPRO foodexpopro.hktdc.com
目次