「とんかつ ベス豚グランプリ」初開催、初代MVPに沖縄の「あぐー」

 全国各地のブランド豚のトンカツを食べ比べ、投票でナンバー1を決定する一般参加型のグルメイベント「とんかつ ベス豚(とん)グランプリ」(主催=とんかつベス豚グランプリ実行委員会)がこのほど初開催された。
 同イベントは9月17日に新宿、24日に有楽町、そして30日に丸の内と、東京都内3会場を巡回し、各会場100人の一般参加者が全国6産地のブランド豚のトンカツを食べ比べ、おいしいと思ったトンカツに投票。今日(10月1日)の「とんかつの日」に合わせ、最終日の9月30日に最もトンカツに合う豚肉“ベス豚”を選出。「あぐー」(沖縄)、「オリーブ豚」(香川)、「かごしま黒豚」(鹿児島)、「上州麦豚」(群馬)、「TOKYO X」(東京)、「常陸の輝き」(茨城)の6銘柄からMVP(Most Valuable Pork)などを決定した。
 30日に行われた表彰式には、お笑い芸人のぼる塾(きりやはるかさん、あんりさん、田辺智加さん)に加え、「4000 Chinese Restaurant」の菰田欣也オーナーシェフ、食ジャーナリストのマッキー牧元氏、tonkatsu主宰の眞杉大介氏ら、トンカツに精通したゲストが登壇。実家が老舗トンカツ店を経営しているという田辺さんと共に特別審査員として、投票に参加。ぼる塾の食べ比べの前には、6銘柄の代表者が登壇し、それぞれのブランドの魅力や特徴についてPRした。食べ比べを行ったぼる塾からは、それぞれの銘柄豚を食べるごとに脂の甘みや食感、香りなどについて絶賛の声が上がった。
 厳正な審査の結果、記念すべき初代MVPには「あぐー」が輝き、菰田シェフからトロフィーが手渡されたほか、王冠も贈呈された。会場では沖縄独特の指笛も響き渡る中、「あぐー」の代表者である玉城和巳さん(JAおきなわ銘柄豚推進協議会会員、下写真左)は、受賞についての感謝を述べ、さらに「今年は甲子園で沖縄の高校生が大活躍した。それにちなんで、私たち沖縄の養豚業界も力いっぱい頑張っていきたい」と喜びを語った。
 また、金賞は「常陸の輝き」、銀賞は「上州麦豚」が受賞。さらに「オリーブ豚」「かごしま黒豚」「TOKYO X」が審査員特別賞を受賞した。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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