大阪、京都、神戸など関西市場、コロナ問題で生産者らに来場自粛要請




 本紙では関西の食肉市場における新型コロナウイルス感染症のまん延予防に伴う対応についてまとめた。なお、いずれの市場においても、共励会の開催などの延期、変更はみられるものの、せりは通常どおり実施している。
 大阪市中央卸売市場南港市場は、大阪市の指導などもあり13日付の通知として、濃厚接触を避けるため生産者、出荷者の市場見学について自粛を要請。緊急事態制限期間中の対応としている。京都市中央卸売市場第二市場では、せり場など各フロアにアルコール消毒液を用意するほか、関係者にはマスクの着用を要請。また、手すりなどの消毒、洗浄を念入りに実施しているとした。現段階では入場制限は行っていないが、京都府・市に緊急事態宣言が発令されるなどした場合に、対応を変更する可能性があるとした。
 神戸市中央卸売市場西部市場では、13日から濃厚接触を避けるため生産者の入場は本人のみとし、下見室の混雑を回避すべく、生産者には長居を避けて、せりの立ち会いの自粛を要請した。また出荷団体担当者の入場も1人のみとした。下見室・せり場への入場の際の体調、服装確認をより厳格に実施しているとした。
 加古川食肉地方卸売市場では、4月9日付で出荷者、出荷団体に対し、来場の自粛を要請する旨を通知。14日のせりでは来場者の減少がみられたとしている。和牛マスター食肉センター(姫路市食肉地方卸売市場)は、7日付で買参者を除く来場者の自粛を要請。枝肉の確認などについては写真を送るなど要望に応じて対応するとしている。また、来場時には検温を実施し、37度以上の場合は入場辞退を要請している。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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