食肉通信社:食肉産業ニュースを迅速・正確に

わが国唯一の食肉産業専門紙

工場の効率化

数字でみる食肉産業2020

年鑑

とちぎ食肉センターが稼働開始、部分肉加工や輸出拡大図る

 栃木県と全市町、さらに生産者団体・食肉団体の〝オールとちぎ〟体制により、県内3カ所(宇都宮市、大田原市、足利市)の食肉センターを再編統合し、県内の新たな食肉加工や流通の拠点として建設が進められてきた「とちぎ食肉センター」がこのほど、稼動を開始した。
 とちぎ食肉センターは、平成25年に老朽施設の抜本対策、衛生水準の確保、流通コストの低減など県産食肉の競争力強化を目的とし、県が「栃木県食肉流通合理化計画」を策定。(株)栃木県畜産公社を運営主体とした、新たな食肉センターとして整備された。行政(栃木県・県内全25市町)、生産者団体(全農、10JA、開拓農協、2酪農協)、食肉団体(県食肉生活衛生同業組合)、その他(全共連、農林中金)の全43団体が出資。総工費133億円をかけて、畜産酪農研究センター芳賀分場跡地(芳賀町)に完成。運営主体である栃木県畜産公社の瓦井一成社長は「HACCPによる高度な衛生管理のもと、高い技術と品質を追求し、安全で高品質な食肉加工を実現していく」と話す。
 敷地面積9万7,207平方m、建物面積1万8,376平方m(延べ床面積1万9,932平方m)の施設内は、小動物処理棟(1万2,375平方m)、大動物処理棟(4,006平方m)、事故畜棟(303平方m)、せり場・事務厚生棟(744平方m・せり場60席)、汚水浄化処理施設(処理能力2300立方m/日)から成り、180人の従業員が働く。
 処理能力は、1日あたり牛65頭、豚2千頭(うち事故畜=牛、豚合計8頭)。新食肉センターでは、牛・豚と畜解体処理事業・内臓・副産物加工処理事業に加え、カットやパック詰めなどの部分肉加工処理などの新規事業も行われる。部分肉処理加工能力は1日あたり牛30頭、豚1千頭。

◆行政・統計

4月牛肉輸出は258tで前年比3割減、単価5,530円

4月牛肉輸出は258tで前年比3割減、単価5,530円

 財務省貿易統計による4月国産牛肉輸出量は25万7,608kg(前年同月比29.2%減)と、前月に引き続いて前年同月を大幅に下回った。前月比では微増。引き続き新型コロナウイルス拡大が需要に大きく影響したとみられる。輸出先国は合計21カ国・地...
More

◆トレンド

国産鶏肉高値を維持、緊急事態宣言解除も外食回復には時間

国産鶏肉高値を維持、緊急事態宣言解除も外食回復には時間

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が全面解除され、社会・経済活動が再開される動きにあるが、感染拡大のリスクと不安は残り、感染防止対策を講じた新しい生活様式や飲食店などの営業を含め、少しずつ進むとみられる。インバウンド需要も依然見...
More

◆国内外の団体

全肉連が総会、新型コロナ対策に注力、HACCP事業更新

全肉連が総会、新型コロナ対策に注力、HACCP事業更新

 全国食肉事業協同組合連合会(河原光雄会長)は、令和2年度通常総会を5月29日、書面決議により開催し、事業報告や事業計画などの議案を原案どおり承認した。任期満了に伴う役員改選では、計21人の理事および3人の監事を選出。正副会長など役付き理事...
More

◆製品

スターゼン佐賀営業所がSQF認証取得、計56カ所に

スターゼン佐賀営業所がSQF認証取得、計56カ所に

 スターゼンは3日、同社の佐賀営業所が食品の安全と品質を確保するシステムである国際規格「SQF(SafeQualityFood)」の認証審査に合格したと発表した。同営業所では、「SQF」認証取得の取り組みを2019年7月から行っていた。 同...
More
Return Top