日本スーパーマーケット協会(JSA、集計企業55社、4,861店舗)がまとめた販売概況によると、4月の食料品売上高は5,489億4,629万円(前年同月比14.2%増)、既存店ベースでは5,336億3,959万円(12.6%増)となった。全国の小・中・高等学校の一斉休校は続き、緊急事態宣言が発令され、外出自粛や在宅勤務に伴う「巣ごもり」需要が広がった。その中で畜産品の売上高は全店ベースで733億7,586万円(21.1%増)、既存店ベースの売上高が712億7,081万円(19.3%増)となった。牛・豚・鶏・ひき肉の精肉全般と、ハム・ソーセージなどの加工肉いずれも好調であり、中でも豚肉と鶏肉が好調だった。なお、新型コロナの影響による今後の輸入食肉の調達を不安視する声もきかれた。
◆行政・統計
改正輸出促進法、現地市場開拓、オールジャパンでのPRを
改正農林水産物・食品輸出促進法(改正輸出促進法)が19日、本国会で成立した。今回改正された改正輸出促進法に基づき、輸出実行戦略で定める輸出重点品目について、生産から販売に至る関係事業者を構成員とし、この品目についてオールジャパンによる輸出...
◆トレンド
豚肉マーケット展望—600円超え相場続く、出荷減で輸入不安定
緊急事態宣言が発出されていた過去2年に比べ、ことしのゴールデンウイークは大きな制限なども出ておらず、各地で人流が増加。行楽や外食などの需要も復調の兆しがみられた。加えて連休後半は好天に恵まれたことでバーベキュー需要なども増え、焼き材の引き...
◆国内外の団体
日本食肉流通センターが研修会、インボイス制度学ぶ
日本食肉流通センターは17日、このほど営業開始した同センターG棟3階大会議室で令和4年度第1回研修会を開催した。研修会では財務省主税局税制第二課消費税担当係長の島田力也氏が「消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)」について講演した...
◆製品
日本ハム、桜姫「産地パック」パッケージの一部にバイオマス使用
日本ハムは5月上旬から順次、国産鶏肉桜姫「産地パック」パッケージに使用されるプラスチックの一部をさとうきび由来の原料に置き換えることで持続可能な資材調達を推進する。同資材は包材の原料となる植物がCO2を吸収し、地球温暖化などの社会問題の解...